鬚徳利コレクションについて 

当研究所では、鬚徳利の時代編成を形式的に、初期、中期、後期の3期に分けてご紹介します。

初期様式(約1500年~1570・80年)
鬚徳利の最初期の1500年から1550年または1580年頃までに生産された、最初期の造形的な特徴を継承しているもの。

 参考資料画像 最初期鬚徳利
 ケルン応用芸美術館所蔵品

中期様式(約1550年~1620年)
1550年頃から徐々に現れ始める、ほほ笑む口元など戯画的な要素を持つ人面を持つもの。または胴部に紋章など大型のワッペンを持つもの。

 参考資料画像 中期様式鬚徳利
 フレッヒェン ケラミオン美術館所蔵品

後期様式(約1600年~1700年代)
1600年頃から、単純化された人面と胴部に小さな簡単なワッペンを持つもの。更に簡略化された人面または人面らしい装飾があるもの。

 参考資料画像 後期様式鬚徳利
フレッヒェン ケラミオン美術館所蔵品