パナリ焼 宮古式土器etc.

パナリ焼17‐18C 図録「沖縄のやきもの展」より
沖縄で土器の制作が始まったのは約6600年程前といわれています。その後、12世紀頃になると、中国からの陶磁器の輸入、また須恵器や新羅土器に類似した特徴を持つ、徳之島で生産された「カムィ焼」の壺、甕、碗などが輸入されていたことが出土から明らかになっています。
 また宮古島と新城島(パナリ)では独特の土器が生産され、それぞれ「宮古式土器(宮古はじき)」「パナリ焼」と呼ばれています。特にパナリ焼に関しては、起源や制作方法など未だ不明な点も多く、特定の技術者集団が新城島に限らず各島々生産したと云う指摘もあるなど、今後の研究課題となっております。